復興商店とよマルシェ、年内営業終了 会長「一つの役目終えた」

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年内に営業が終了となる予定の「復興商店 とよマルシェ」

 東日本大震災で津波の被害に遭った福島県いわき市平豊間で地域の生活を支えてきた仮設店舗「復興商店 とよマルシェ」が年内にも営業を終了することが20日、分かった。

 とよマルシェは2015(平成27)年1月に開所。運営を担うふるさと豊間復興協議会によると来年3月で市との賃貸契約が切れることが理由。立地場所が私有地で平屋のプレハブの建物を解体して持ち主に返すための時間も必要だという。施設は中小企業基盤整備機構が仮設店舗を整備して市に無償で譲渡、市は事業者に無償で貸与している。

 災害公営住宅が整備されるなど避難していた人が地域に戻りつつあったことから、購買環境を整えようと設置された。飲食店や鮮魚店など地元商店4店舗が入り、住民の生活を支えただけでなく、復興工事の関係者や観光客のニーズにも応えるなど、復興を支える拠点として多くの人に親しまれてきた。

 同協議会の遠藤守俊会長(73)は「年々利用者が少なくなってきていた。裏を返せば地元住民が遠くへ出掛けるようになるなど元気に安定した生活を送り始めたことになる。一つの役目を終えた」と話している。