新島八重らの回顧談紹介 戊辰戦争の歴史講座、若松の県立博物館

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新島八重の回顧談などを紹介する佐藤学芸員

 戊辰150年に合わせて昨年9月から全5回で開かれてきた県立博物館(会津若松市)の歴史講座「史料でよむ戊辰戦争」は20日、同博物館で最終回が開かれ、佐藤洋一学芸員が「新島八重の回顧談―『男装して会津城に入りたる当時の苦心』をよむ」と題して語った。

 150年の節目に合わせ、残された史料から戊辰戦争を読み解く講座。同博物館の歴史分野の学芸員が講師を務め、それぞれの視点で史料を取り上げてきた。最終回は大勢の来場者が会場を埋め、節目の年の関心の高まりを示した。

 佐藤学芸員は良妻賢母を育てる総合雑誌「婦人世界」に掲載された会津藩関係者の長谷川みと、新島八重の2人の戊辰戦争の回顧談を紹介。

 「幼児を連れて会津戦争を逃れし当時」と題した長谷川みとの回顧談では、城門が閉ざされて中に入れず、何度か自害しようとしたが思いとどまった様子が紹介された。

 籠城の様子を語った新島八重の回顧談では、戦死者が廊下に並べられていたことや一日の砲弾が1208発を数えたことなどが紹介された。佐藤学芸員は戦争にまつわる「はやり歌」なども紹介した。