5月12日に「遷宮祭」 改修工事中の国重文・相馬中村神社

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
遷宮祭について発表する田代宮司(左)

 ご神体の遷宮や本殿を改修する「式年遷宮」を進めてきた国重要文化財の相馬中村神社(相馬市)の改修工事が5月までに終了し、ご神体を本殿に戻す「遷宮祭」が5月12日に行われる。関連行事は同11日から3日間執り行われる。同神社が22日、発表した。

 「式年遷宮」は本来は約20年に1度行われるが、東日本大震災の影響で26年ぶりに実施。2016(平成28)年6月にご神体を移す「外遷宮式」で一連の式年遷宮祭事を開始し、本殿や拝殿などの屋根のふき替え、漆の塗り替え、建物土台の補修を行ってきた。

 12日は遷宮祭のほか、ご神体の清め式、みこしや騎馬が市内や沿岸部を巡る行列、波打ち際を騎馬が競争する乗切(のっき)り競馬を約50年ぶりに行う。このほか11日は本殿完成式典や前夜祭の宵宮(よいみや)祭、13日に稚児行列などを行う。田代誠信宮司は「未来に向けて人々が心を一つにする意味でも重要な行事だ」と話した。

 現在の社殿は1643年に相馬家18代藩主相馬義胤(よしたね)によって建立されたとされ、今回の遷宮祭は18回目。本来は震災の起きた2011年から実施予定だった。