算数・数学向上に課題 小5・中2の福島県学力調査

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 福島県教委は22日、県内公立学校の小学5年生と中学2年生を対象に昨年11月に実施した県学力調査の結果を公表、算数と数学の平均正答率が目標値を下回った。算数、数学とも前年度より目標値との差が縮小し、一定の改善が見られたが、依然として学力向上が課題となっている。

 算数の平均正答率は54.6%で目標値を2.4ポイント(前年度7.9ポイント)、数学は53.8%で1.2ポイント(同2.0ポイント)下回った。県教委は「これまでと同様に、図形や証明の問題が苦手な傾向が見られる」としている。

 理科は、中2が54.4%で目標値を1.5ポイント下回った一方、小5は63.0%でわずかに上回った。小5と中2の国語と、中2の英語はいずれも目標値を上回った。県教委は、教員向け手引「授業スタンダード」と、今月県内の小中学生の保護者に配布した「家庭学習スタンダード」を活用して、授業改善と効果的な家庭学習の両面で学力向上対策を進める。

 県学力調査は、小6と中3を対象にした文部科学省の全国学力テストの約半年前に県教委が実施しており、小5は国語、算数、理科の3科目、中2は国語、数学、理科、英語の4科目。小5は438校の1万5165人、中2は222校の1万5871人が受験した。目標値は、委託業者が全国で実施している同様の調査データを基に設定した。