小名浜のサンマ缶発売 東北6県イオン、県産水産物おいしさ発信

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東北6県のイオン店舗で販売が始まった缶詰「さんま蒲焼」

 福島県いわき市小名浜港に水揚げされたサンマを使った缶詰「さんま蒲焼」が完成し、25日、県内5店舗を含む東北6県のイオン42店舗で販売が始まった。

 関係者は「まずは缶詰で県産のおいしさを知ってほしい」と期待を込める。

 小名浜港に揚がったイワシを使った缶詰「いわし蒲焼」に続く第2弾で、県産水産物の安全・安心を広め、風評を払拭(ふっしょく)するのが狙い。

 福島県漁連と丸中漁業(いわき市)、イオンリテールが共同開発した。昨年11月に丸中漁業の福島船団・第21権栄丸が三陸南部沖から本県沖で漁獲したサンマを使用。化学調味料を使用せず、程よい甘さに仕上げた。約12万缶製造した。

 県漁連によると、サンマは全国的に不漁続きで、魚体の小型化も進んでいるという。震災前まで小名浜港での水揚げは4千トンを超えていたが、昨年は1730トンに落ち込んだ。今回は第21権栄丸を指定船として缶詰分の原料を確保した。

 県漁連の鈴木哲二専務理事(61)は「常磐沖で取れるようになった11月ごろのサンマは身が柔らかく、脂が乗っておいしい。鮮魚が一番だが、まずは缶詰を食べてほしい」と話した。

 いわき市のイオンいわき店には特設コーナーが設置された。試食した同市の女性(68)は「昨年はサンマが高く、食卓に並ぶ機会が少なかった。味もおいしい」と話し、缶詰に手を伸ばした。

 缶詰は100グラム入り税込み149円。なくなり次第販売終了となる。