前原子力規制委員長・田中氏が復興アドバイザー 福島・飯舘が委嘱

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菅野村長から委嘱状を受ける田中氏(右)

 飯舘村は29日、前原子力規制委員長で同村に生活の拠点を構える田中俊一氏(73)=福島市出身=を村復興アドバイザーに委嘱した。任期は2月1日~2020年3月末。

 村が復興アドバイザーを委嘱するのは初めて。

 村は田中氏に、東京電力福島第1原発事故により村唯一の帰還困難区域である長泥地区の「ミニ復興拠点」の整備計画策定をはじめとした村の復興事業に関して助言を求める。田中氏の豊富な経験や人脈で、復興を加速化させる狙いがある。

 田中氏は原発事故直後に同地区でモデル除染を行ったほか、11(平成23)年10月から12年の原子力規制委員長就任まで、村の除染アドバイザーなどを務めた。

 委嘱状交付式は村役場で行われ、菅野典雄村長が田中氏に委嘱状を手渡し「村の復興はスタートしたばかり。村の再生が進むよう期待したい」とあいさつ。

 1カ月の半分程度は村で生活している田中氏は「『半村民』として前向きな村づくりにできる範囲で応えていきたい」と意欲を見せた。

 田中氏は、村や浜通り地域の復興を支援する目的で昨年12月、村内での生活を始めた。