「妖精の羽」に驚き 駐日外交団が福島県内視察、着実な復興実感

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
世界一薄い「フェアリーフェザー」を手に取り、驚きの表情を浮かべる視察団=川俣町・斎栄織物

 日本駐在の24カ国と1国際機関の大使らが参加する駐日外交団は31日、川俣町や三春町などを訪れ、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの福島県の復興状況を視察した。大使らは着実に復興が進んでいることを実感し、世界への正確な情報発信などで復興を後押しする姿勢を示した。

 川俣町では、道の駅かわまたに隣接するかわまたおりもの展示館と斎栄織物を視察。このうち、斎栄織物では同社が手掛ける世界一薄いシルク「妖精の羽」(フェアリーフェザー)や川俣羽二重が完成するまでの工程を見学した。

 視察団は手作業で糸を通す作業や、機械で糸を巻き付ける作業を見て回ったほか、妖精の羽のストールを手に取り、薄さや軽さを体感。同社の従業員から妖精の羽が髪の毛の太さの約6分の1であることなどの説明を受けると、驚きの表情を浮かべていた。

 ナイジェリア大使館のベンジャミン・エ・オノジャ氏は「シルクの製造工程を初めて見た。こんな薄いのに大きな製品に仕上がることに驚いた」と話した。同社からポケットチーフのプレゼントを受けると「大使館に飾りたい」と興奮気味に語った。

 同社の斎藤泰行社長は「川俣シルクの産地としてPRできた。各国の大使にはそれぞれの国に(川俣シルクの)品質を伝えてほしい」と話した。かわまたおりもの展示館ではコースター織りを体験した。

 三春町では県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」を訪問した。