圧力容器直下の放射線量毎時7~8シーベルト 第1原発2号機

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 東京電力は1日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器で先月19日に実施した内部調査の測定結果を公表し、原子炉圧力容器直下の空間放射線量が毎時7~8シーベルトで、温度は21度だったと明らかにした。

 人が1時間程度とどまれば確実に死に至る極めて高い線量で、記者会見した福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は「想像した通り、人間が入れない高線量」と指摘。1、2月の前回調査に続き、溶融核燃料(デブリ)の取り出し作業は過酷な環境に耐える遠隔操作装置で進める必要があることが確認された。廃炉工程表「中長期ロードマップ」では2019年度にデブリを最初に取り出す号機を選び、詳細な取り出し工法を確定する。

 また、前回調査で毎時70シーベルトが観測された、圧力容器を支える土台の外側は今回の測定では毎時15~42シーベルトだった。土台の外側の方が線量が高いことについて増田氏は「理解できない部分もあり、画像の解析を進め、見極めたい」とした。

 今回の調査では、格納容器の貫通部から長さ約13メートルの伸縮式のパイプを挿入して、先端のカメラをケーブルでつり下ろして内部を撮影した。格納容器の底部で炉心から落下した燃料集合体の一部や、デブリとみられる堆積物が見つかった。

 増田氏は堆積物の近くに燃料集合体の一部があることを踏まえ、「間違いなくデブリ。(線量の結果を受け)見解は変えない」と語った。