安達東高が新養蜂技術 リンゴ利用した「第3のみつ」生産法確立

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「第3のみつ」の生産に向けた作業(安達東高提供)

 安達東高(福島県二本松市)は1日までに、ミツバチにりんごジュースを吸わせて蜂蜜に転化させる新しい養蜂技術「第3のみつ」の生産法を確立した。ミツバチの飼育管理の改善とりんごジュースを改良することで生産性を向上させた。

 同校は2016(平成28)年度から、地元産のリンゴを利用した第3のみつの特産品化に取り組んだが、同年度は生産量が少なく販売までに至らなかった。本年度は第3のみつ研究会(埼玉県)の指導で、ダニの防除や、ミツバチの群の強化を図った。また、リンゴを糖度45度まで煮詰め、ミツバチに花の蜜に近いジュースを与えた。昨年度の第3のみつと比べても生産量は3倍になり、糖度も81.1度に達した。

 本年度収穫した蜂蜜は二本松の鬼婆伝説にちなみ「おにばばのなみだ」と名付けた。

 一連の取り組みはJAグループ福島の農業振興大会で農業後継者育英賞を受けた。遠藤智子教諭は「研究成果は先輩から後輩に受け継がれ、安定した生産に挑んでいく」と話す。

 同校は3日、本宮市のサンライズもとみやで開かれるあだち地域農業振興大会で活動発表する。当日は第3のみつを販売予定。大会に関する問い合わせはJAふくしま未来安達地区農業振興課へ。