いわき・貝泊コイコイ倶楽部を推薦 豊かなむらづくり全国表彰

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地域の魅力を生かした活動でIターン移住者を積極的に受け入れる貝泊コイコイ倶楽部

 福島県内で農業振興や地域活性化に励む営農団体をたたえる2017(平成29)年度の「豊かなむらづくり顕彰」(県、福島民友新聞社主催)に、いわき市の貝泊(かいどまり)コイコイ倶楽部など6団体が選ばれた。同団体はIターン移住者の受け入れを積極的に展開、地域コミュニティー再生のモデルとなる取り組みが評価され「豊かなむらづくり全国表彰」への推薦が決まった。表彰式は19日に福島市で行われる。

 住みよい地域づくりを進める団体を対象にした「むらづくり部門」で全国表彰推薦が決まった貝泊コイコイ倶楽部のテーマは「みんなコイコイ貝泊!~みんなで"創る"新しいむらづくりのかたち」。過疎化で貝泊小、中学校が休校の危機に直面した02年2月、学校の存続を願う貝泊地区の住民有志が中心となり、団体を設立した。

 空き家情報やリフォーム支援、研修農家の紹介など移住者の要望にきめ細かく対応、ピーク時には同地区で23世帯55人を受け入れた。一時、休校した同小、中学校は移住効果で再開、学校の統廃合に伴い13年度末に閉校となるまで地域活性化の核となった。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を受け、他地区へ移住する住民もいたが、地域を守るために移住者の受け入れや地域資源を生かした体験活動などを継続。震災後は新たに5世帯22人を受け入れている。

 むらづくり部門では同団体のほか、玉川村さるなし生産組合、白河市の野出島地域活性化プロジェクト、会津若松市のJA会津よつば北会津周年農業観光協会の計4団体が選ばれた。

 生産性の高い農業を目指す団体が対象の「農業生産部門」は、伊達市の穂友(ほゆう)、会津美里町の会津高田天王柿生産組合が受賞した。