阿武隈急行の「車両更新」支援 国交省、17年度補正予算で

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 第三セクターの阿武隈急行(伊達市)の老朽化した車両の更新について、国土交通省は2017(平成29)年度補正予算で財政支援する方針を決めたことが2日、分かった。福島県は今後、国の動向を踏まえ、新年度当初予算や17年度補正予算での財政支援を検討する。

 同社が現在運行する「8100系」の9編成18両は、阿武隈急行が全線開通した1988(昭和63)年に購入された。現在では運行車両に故障が見られるなど老朽化が進んでいることから、同社は車両の更新開始の時期を当初の22年度から18年度に前倒しした。

 全ての車両更新にかかる費用は総額約40億円。このうち18年度は1編成2両の更新を予定し、4億数千万円の更新費用が見込まれている。

 一方、利用者数の減少などで、同社の累積の赤字額は10億円以上に上る。課題となる車両更新の財源確保に向け、同社や福島、宮城両県は国に財政支援を要請していた。