元幕内・双大竜...断髪式で涙、父もはさみ 両国で最後の晴れ姿

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時津風親方から大銀杏を切り落とされる双大竜=3日午後、東京・両国国技館

 大相撲初場所前に現役を引退した元幕内の双大竜(35)=本名高橋亮三、福島市出身、時津風部屋=の断髪式が3日、東京・両国国技館で行われた。師匠の時津風親方や横綱鶴竜、恩師、家族ら300人以上がはさみを入れ、双大竜の最後の土俵での晴れ姿を見納めた。

 日本相撲連盟参与で県相撲連盟名誉会長の門馬秀夫さんが「福島の相撲を日本中に広めてくれた。双大竜の礼儀正しさ、何事にもひた向きに取り組む姿勢があれば、これからの人生も立派にやり通せる」とあいさつ。断髪が始まると、来場者から「双大竜!」「(双大竜と)まだ呼びたいよ」と掛け声が飛び、双大竜は時折涙を見せながらうなずいた。最後は時津風親方が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。

 自身もはさみを入れた父の良男さん(72)は「体が大きくない中でよく頑張った。我慢強さは親としても教わることが多かった」と振り返った。母の茂子さん(70)は「ひと言『ありがとう』と伝えたい」と目を潤ませた。

 双大竜は東農大出身で2005(平成17)年夏場所初土俵。120キロ台の軽量ながら突き、押しを磨き、13年春場所で新入幕を果たした。両肘の故障に苦しみ、15年春場所を最後に関取から遠ざかっていた。最高位は西前頭15枚目。通算成績は351勝340敗20休。