「飲酒習慣」割合を低減へ 福島県がアルコール依存症対策推進

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 県はアルコール依存症の対策を進めるため、年度内に「アルコール健康障害対策推進計画」を初めて策定する。計画の素案では2022年度までに生活習慣病の危険を高める飲酒習慣の割合を男性11%(現状13.6%)、女性5%(同6.3%)まで低減する目標を設定。専門の医療機関を整備して医療環境の充実を図るほか、学校や家庭でアルコールの健康影響を指導し、予防につなげる。

 過度のアルコール摂取は心身の健康に悪影響を与えるほか、健康障害につながると暴力、虐待、自殺などの問題にも発展するという。計画策定で県はアルコールに関する知識を普及し、患者などを支える医療・行政の連携を強化する。

 県は生活習慣病の危険を高める1日のアルコール摂取量(純アルコール)を男性40グラム(日本酒換算で2合、ビール換算では1リットル)以上、女性は20グラム以上と定義。専門医療機関を核とした連携促進や保健指導の早期介入、普及・啓発を図る民間団体への支援、相談体制の充実を図る考えだ。

 国は「アルコール健康障害対策基本法」に基づき、各都道府県に計画策定を努力義務としている。県は計画の内容を協議するため、県自殺対策推進協議会に専門部会を設置、5日に第2回会合を開き、計画の素案を協議する。県の推計では県内のアルコール依存症患者は1万7000人に上る。