「はたけんぼ」ノウハウ共有 JA夢みなみ、直売所運営一本化

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
東北有数の売り上げを誇る農産物直売所「はたけんぼ」

 JA夢みなみ(本店・須賀川市)は管内の農産物直売所を再編し、子会社に運営を一本化する。管内には東北有数の来客数、売上高を誇る直売所「はたけんぼ」(須賀川市)があり、ノウハウを他の直売所で共有することで、顧客満足度や農家所得の向上につなげる。再編は3月1日の予定。5日、関係者への取材で分かった。

 同JAは須賀川、白河両市と岩瀬、西白河、石川郡(白河市と矢吹町の一部を除く)をエリアとし、管内を大きくすかがわ岩瀬、しらかわ、あぶくま石川の三つの地区に分け、各地区で直売所を展開。このうち、はたけんぼは子会社の「ジェイエイあぐりすかがわ岩瀬」が、「り菜(さい)あん」(しらかわ地区)と「あぶくま安心館」(あぶくま石川地区)は同JAが運営している。

 新たに設立するのはジェイエイあぐりすかがわ岩瀬がもとになる「JAあぐり夢みなみ」で、JA夢みなみによると、直売所の運営を全て子会社が担うのは県内のJAでは初めてという。

 はたけんぼは、消費者のニーズに応じた農産物の生産を農家に呼び掛けたり、県外のJAと連携した大規模な直売イベントを展開するなど、数々の仕掛けで消費者の心をつかんできた。同JAによると、2016(平成28)年度の売り上げは約11億1734万円に上り、東北ではJAさくらんぼひがしね(山形県)の「よってけポポラ」に次ぐ2位。はたけんぼで培ってきたイベント企画、商品展開や陳列、接客などの知識や経験を他の直売所に広める。接客などはこれまでと同じ職員が担当する予定。

 JA夢みなみによると、子会社が運営することで3地区の農産物のやりとりなども想定され、消費者にとってもメリットがあるという。担当者は「それぞれの直売所が連携することで一層の集客につなげたい」と話した。