室屋義秀選手、総合連覇へ手応え タイムより安定フライト実現

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
レース終了後、報道陣の質問に答え「非常にいいスタートを切れた」と開幕戦を振り返った室屋=3日(日本時間同日)、アラブ首長国連邦・アブダビ

 レース専用飛行機の国際大会「レッドブル・エアレース・チャンピオンシップ」の今季開幕戦で2位に輝いた室屋義秀(45)=福島市=は「安定して飛べて、非常にいいスタートができた。これがわれわれが目指す2018年スタイルだ」と、年間総合連覇に向けて思い描く「安定したフライト」が実現できたことへの手応えを語った。

 決勝が行われた3日、現地で報道陣に語った。決勝の最終ラウンドのタイムは優勝したマイケル・グーリアン(米国)の53秒695にわずかに届かない53秒985。「もちろん1位は狙ったが、戦略通り飛んでの2位なので、非常に満足している」と晴れやかだった。

 4人で競う最終ラウンドでグーリアンは1番目に飛び、室屋は最後だった。室屋はグーリアンの会心のフライトを見て「非常にいいフライトだったので、2位になる可能性はあるかなと思って臨んだ」と冷静に振り返った。

 ライバルが「オーバーG(重力加速度の規定超過)」で途中棄権などになる中、室屋は正確なフライトで勝ち上がった。圧倒的なタイムを出すのではなく「ディフェンディングチャンピオン」として安定したフライトで勝利する―。そんなこだわりが見られた今季開幕戦だった。室屋は「チームに力があり、スピードがあるので、そういう選択肢を取ることができる」とチームの状況の良さを口にした。

 4月21、22の両日開かれる次戦カンヌ大会から、改良した機体でレースに臨む予定。昨季総合王者に勝とうと進化を続けるライバルたちに対応するため、室屋も挑戦を続ける。