ロボット実証拠点起工 福島・南相馬、新産業創出に期待

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くわ入れする(左から)浜田復興副大臣、内堀知事、武藤経産副大臣、吉田県議会議長

 福島県は6日、ロボット実証拠点「福島ロボットテストフィールド」(南相馬市、浪江町)の起工式を南相馬市で行った。

 同拠点は福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の一環として整備され、震災と原発事故で影響を受けた本県沿岸部でロボット関連など新産業の創出や人材育成、交流人口拡大が期待される。

 起工式では内堀雅雄知事が「福島県の産業振興と地元企業の活性化を図り、復興を力強くけん引していく」と式辞、武藤容治経済産業副大臣らが祝辞を述べた。

 実証拠点は2019年度までに同市と同町の計約55ヘクタールの敷地に各施設の整備が行われる計画。総事業費は約155億円。

 小型無人機「ドローン」を自由に飛ばせるネット付きの飛行場や無人航空機の安全な飛行を管理する通信塔、災害対応ロボットの試験に使う水没した市街地や土砂崩れ現場を再現した施設など、計15施設がつくられる予定だ。

 通信塔が今春にも開所するのをはじめ、その他施設も順次開所していく。

◆研究棟工事安全を祈願

 福島ロボットテストフィールドの本館としての機能を持つ「研究棟」の安全祈願祭は6日、南相馬市で行われ、関係者が無事故を願った。

 研究棟の総工費は約31億円で、来夏ごろに開所する予定。

 研究棟は大きく四つの棟に分かれ、ロボットの性能を評価するための風雨や水圧、温湿度、電波などの試験施設のほか、研究者の活動拠点として利用できる研究室や会議室なども整備される。

 安全祈願祭では内堀知事、武藤経産副大臣、浜田昌良復興副大臣、吉田栄光県議会議長がくわ入れした。