売れてます!郡山産ウイスキー「963」 世界から脚光浴びる

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国産ウイスキーの人気に乗り、世界から注目を集めている県産ウイスキー「963」

 国産ウイスキーが海外の各種コンテストで栄冠に輝き、世界から注目を集めている。このブームに乗り、酒卸売業の福島県南酒販(郡山市)が企画・販売している郡山産ウイスキーの売り上げが好調だ。国内をはじめ、欧州への輸出も展開、世界市場で脚光を浴びる。

 福島県南酒販は2016(平成28)年に県産ウイスキー「963」の販売を始めた。郡山市の郵便番号「963」に由来する963は、同市の笹の川酒造にある「安積蒸溜所」で製造する。カラメルを加えない自然な色合いと、酒本来の味わいを生かすため冷却ろ過を使わない「ノンチルフィルター」を使用しているのが特徴。日本の本格ウイスキーを味わえると世界各国から人気を博している。

 種類は、多彩なモルト原酒を厳選し、長期貯蔵したグレーン原酒とブレンド後、たるで熟成したブレンデッドウイスキー「963」21年(価格1万8000円、税別、700ミリリットル)の本格派をはじめ、手軽に楽しめるブレンデッドウイスキー「963」黒ラベル、赤ラベル(価格各2800円、税別、700ミリリットル)など5商品を販売。国産ウイスキーへの高い評価から、売り上げは発売初年度に比べて倍以上に推移。郡山市内では約50店舗の飲食店で味わえるほか、お歳暮など贈答用として市民に親しまれている。

 輸出は発売当初から開始。現在はフランス、英国などで展開している。他国からの問い合わせも多くあり、福島県南酒販は今後、さらなる輸出拡大に向け、ブランド力を磨いていく方針だ。大河原久尚総合戦略部長は「安積疏水が育んだ郡山の魅力をウイスキーで発信し、風評払拭(ふっしょく)につなげていきたい」と話す。