燃料電池車「ミライ」福島県内・初導入 再エネ教育など活用へ

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「MIRAI」の納車を受けた(左から)相良、篠木の両社長と佐藤常務

 福島市のアポロガスグループは9日、水素を燃料とするトヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を県内で初導入した。同日、同市の福島トヨタ自動車本社で納車式を行った。今後、同グループが取り組む子どもたち向けの再生可能エネルギー教育などのイベントで活用する方針だ。

 ミライは水素が燃料の燃料電池でつくった電気を使い、モーターで走行する。トヨタ自動車が2014(平成26)年12月に市販車として世界で初めて発売を開始したが、県内で水素を供給するためのインフラ整備が進まず、販売が進んでいなかった。

 アポロガスは、再生可能エネルギーの普及に力を入れており、4月には子会社の「ふくしまハイドロサプライ」が福島、郡山の両市で移動式商用水素ステーションを稼働させる計画。これにより、県内で水素供給の体制が整うことから県内第1号となるミライ導入を決めた。

 納車式では福島トヨタ自動車の佐藤修一常務が「移動式水素ステーション整備でミライの販売が前に進み出した。これから県内の燃料電池車普及に全力で取り組みたい」とあいさつ。アポロガスの篠木雄司社長は「(ミライを)子どもたちにとって身近な車になるような形で活用し、県内の水素普及に生かしたい」と述べた上で、水素普及の目標として「2020年の東京五輪の際に県内で作った水素を使ったバスを走らせたい」との目標を語った。ふくしまハイドロサプライの相良元章社長も同席した。