サスペンション製造開発、桑折に集約 日立オートモティブシステムズ

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新工場のイメージ図

 自動車部品製造大手の日立オートモティブシステムズ(東京都)は、自動車や電車のサスペンションを製造している相模事業所(神奈川県)の機能を桑折町の福島事業所に集約する。2019年度までに、福島事業所に新たな工場と、研究開発を担うテクニカルセンターを建設、福島事業所を国内でのサスペンションの研究開発拠点にする。

 同社が9日、桑折町役場で記者会見して概要を明らかにした。

 同社は、福島事業所と相模事業所でサスペンションを製造。機能集約は世界での競争力強化に向けた事業の効率化などが狙いで、敷地面積の広い福島事業所に事業を集約。相模事業所は日立グループとして別の活用を検討しているという。

 新設する工場の延べ床面積は約1万9200平方メートルで、テクニカルセンターは約8500平方メートル。18年度中に建物を完成させ、順次機能を移管する方針だ。

 同社によると、福島事業所の従業員数は約700人。同社は人員計画を明らかにしていないものの、相模事業所からの異動者と新規雇用を合わせて、福島事業所で数百人規模の増員を見込んでいる。

 福島事業所は、先に設立した相模事業所の事業を拡大するため1980(昭和55)年に操業を開始。自動車のサスペンションのほか、建物の減震装置を製造している。機能集約後は相模事業所が手掛ける電車のサスペンションも製造する。