地域の「民俗芸能」魅力伝える 郡山でイベント、3団体が実演

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来場者を魅了した勝常念仏踊り

 民俗芸能の魅力を伝えるイベント「地域と文化と人々のちから」が10日、郡山市のミューカルがくと館大ホールで開かれた。勝常念仏踊り(湯川村)、高平の宝財踊り(南相馬市)、中村太鼓(伊達市)の保存会が地域の伝統芸能を披露した。県、NPO法人民俗芸能を継承するふくしまの会の主催。

 勝常念仏踊りは県重要無形民俗文化財。踊りは足を交互に出し、手を静かに左右に振る素朴なものだが、太鼓は両手にばちを持って曲打ち風に打つところが見どころになっている。

 高平の宝財踊りは、南北朝時代に霊山落城で逃げる際、主従が変装して踊りながら落ち延びた話に由来する。多彩な変装とコミカルな踊りで会場を沸かせた。

 中村太鼓は神明宮(伊達市保原町)の祭りで競って演奏される祭り囃子(ばやし)。短く太い桐(きり)材のばちを使うのが特徴で、踊るように華やかな打ち方が来場者を魅了した。

 コーディネーターを務めた民俗芸能学会ふくしま調査団長の懸田弘訓さんは「県内の民俗芸能は種類や数が豊富で、楽しい伝統であることを理解してほしい」と紹介した。

 同イベントは17日に南相馬市民文化会館、18日には会津若松市のアピオスペース展示ホールで開かれる。