少年鑑別所敷地内で「酒気帯び運転」 56歳男性職員を懲戒処分

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 福島少年鑑別所(福島市)の男性職員(56)が同鑑別所の敷地内で酒気帯び運転をしたとして、道交法違反の罪で略式起訴され、福島簡裁から罰金35万円の略式命令を受けたことが13日、関係者への取材で分かった。

 男性職員は9日付で仙台矯正管区から減給6カ月の懲戒処分を受け、依願退職した。同鑑別所は事件について公表していない。

 福島区検によると、略式命令は1日付。元職員は6日に罰金を納付した。同管区や同鑑別所によると、元職員は休暇だった昨年12月23日午後1時すぎ、酒気帯びのまま同鑑別所に駐車していた自分の乗用車に乗り、運転。敷地内の塀に衝突した。

 目撃者から連絡を受けた同鑑別所の職員が元職員を調べると、酒を飲んでいた様子だった。通報を受けた福島署が捜査し、1月に道交法違反の容疑で元職員を書類送検、福島区検が同30日に略式起訴した。

 同管区によると、元職員は勤続34年のベテランだった。同鑑別所の聞き取りに事実を認め「朝まで酒を飲んだ。酔いがさめたと思い車を運転した。申し訳ない」などと話したという。

 同鑑別所は事件を公表しなかった理由について、人事院が「職務に関する行為」「免職・停職に当たる私的行為」を懲戒処分の公表基準としていることに照らし「今回の件は基準に達していないと判断した」としている。同鑑別所は「矯正行政に対する信頼を損ね申し訳ない」とコメントした。

 県人事課によると、県が職員を懲戒処分した場合、免職や停職など処分の重さにかかわらず原則、発表している。