福島県の子ども『体力改善』 運動能力など震災前水準を上回る

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 スポーツ庁は13日、小学5年と中学2年を対象にした本年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)の結果を公表した。本県は男女とも全学年で実技8種目の合計点(80点満点)が東日本大震災前の水準を上回った。

 東京電力福島第1原発事故の影響で深刻化した本県の子どもの体力や運動能力は改善傾向が続いており、県教委は体育専門アドバイザーの派遣や「自分手帳」活用などの取り組み成果が表れているとみている。

 小5女子の合計点は全国平均より0.67ポイント高く、3年連続で全国値を上回った。ほかの子どもは2016年度と同様に全国値を下回ったが、いずれも全国との差は縮小。全学年、男女とも抽出調査から全員調査に変わった13年度以降で最高値だった。

 県教委は15年度から、子どもの体力向上対策として総合プロジェクトを開始。小4~高1の児童生徒が毎年、身体測定や体力テストの結果を書き込む「自分手帳」の導入や、小学校で体育の授業を指導する専門アドバイザーの派遣などを続けている。