「相馬港沖防波堤」復旧完了 津波に強い構造、物流充実へ期待

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復旧が完了した相馬港沖防波堤の全景

 国土交通省小名浜港湾事務所は16日、東日本大震災による津波で被害を受け、2011(平成23)年度から復旧工事が続いていた相馬港沖防波堤の復旧が完了したと発表した。

 相馬港では今春、液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の操業開始を予定するほか、鋼材加工会社などの立地も進む。沖防波堤の復旧で荷物の積み荷作業が安定し、物流ネットワークの充実につながることが期待される。

 沖防波堤は、津波で消波ブロックの崩落や防波堤を構成するコンクリート製の箱(ケーソン)が土台から滑落。全181個のケーソンのうち9割の159個が役割を果たせなくなり、港内に波が押し寄せ、荷物の積み荷に支障が出ていた。新しいケーソンは長さ20メートル、奥行き14.5~15.5メートル、高さ12~12.5メートル。津波に強い構造にするため、これまでより大型化して滑落を防ぐ措置を取った。