八木沢トンネル開通直後トラブル 舗装粉じんで一時通行止め

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開通した八木沢トンネル。出入り口から多量の粉じんが舞い上がった =18日午後3時25分ごろ、南相馬市

 福島県南相馬市原町区大原と飯舘村八木沢を結ぶ県道原町川俣線の八木沢トンネル(延長2345メートル)が18日午後3時に開通した。ただ、トンネル内部にコンクリート舗装の粉じんが充満して視界不良となったため、開通後間もなく通行止めになる事態となった。

 道路を管理する県相双建設事務所は、粉じんが舞い上がらないように散水する応急処置を施し、午後8時に通行止めを解除。視界不良により渋滞が起きたが、交通事故はなかったという。

 県によると、トンネル内部の路面に使用されているコンクリート材には、固まる過程で細かいセメント成分が浮き出る性質があるという。17日までに路面を清掃したが、結果的に清掃が不足。開通と同時に多くの車両が通行したことでセメント成分の粉じんが舞い上がったとみている。

 通行止めは午後4時30分からの3時間30分で、その時間、迂回(うかい)路として両市村にまたがる八木沢峠が使われた。通行止め解除後も同事務所は現場に散水車を待機。19日にはトンネルに清掃車を投入して粉じんを除去する。

 開通に先立ち、18日午前に行われた開通式後の通り初めでも、粉じんが舞い上がっていた。

 県は「トンネルを通行した方や開通を期待していた方に迷惑を掛けて申し訳ない。再発防止に努めたい」としている。

 県によると、延長2500メートルのトンネルで1日当たり9600台以上の通行量がある場合、換気設備の設置が必要になる。延長2345メートルの八木沢トンネルの通行量は約7700台で、必ずしも換気設備を設置する必要はないとしている。