縄文晩期の貯蔵穴確認 東日本最北、福島・南相馬の鷺内遺跡

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鷺内遺跡で開かれた説明会

 福島県南相馬市鹿島区寺内字鷺内の特別支援学校建設予定地にある鷺内遺跡で、東日本最北の検出例とされる縄文時代晩期の低地性貯蔵穴約30基が確認された。

 南相馬市が20日までに、現地で開いた説明会で明らかにした。市によると、木の実を保管する低地性の貯蔵穴が1カ所に集中して見つかるのは全国的にも珍しいという。

 市は2020年度に開設予定の特別支援学校の建設に伴い、17年10月に発掘調査を開始した。貯蔵穴のほか、コメなどを貯蔵する平安時代の官衙(かんがい)関連施設や、古墳時代に発生した土石流跡を確認したという。

 同遺跡は今後、取り壊され、特別支援学校が建つ予定で、市は出土した土器や木の実などを保存して市立博物館で展示する方針。

 説明会には、市内外の研究者や市民ら約70人が参加。市の担当者から説明を受けながら、同遺跡の周囲を歩いた。