安達太良山「くろがね小屋」老朽化建て替えへ 温泉付き山小屋

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 安達太良山の温泉付き山小屋「くろがね小屋」(二本松市)が建て替えられることが5日分かった。理由は老朽化。2019年度に現在の山小屋を取り壊した上で新築に着手し、20年度以降にオープンする予定。山小屋を管理運営する県観光物産交流協会が同日明らかにした。

 同協会や山小屋を所有する県によると、くろがね小屋は沼ノ平火口から東に約1.4キロの山麓に位置する。県開発公社が1964(昭和39)年に建設し、その後県に譲渡した。木造2階建て、延べ床面積約360平方メートル。客室9室で定員50人。年間5000人以上の宿泊がある県内有数の観光資源で、避難施設としても重要な機能を担っている。

 築53年が経過し老朽化したため建て替えることになった。新たな山小屋も木造とする。周辺景観を損なわず、山小屋としての雰囲気を重視し、シンプルな造りにする方針。一定程度の大きさの火山噴石などに耐える強度を持たせる。防災情報を受信しサイレンなどで登山客に情報発信する機能も備える方針。本年度は基本設計と実施設計を行う。

 「浄土平レストハウス」大規模改修に着手へ

 県は11月までに、吾妻山にある浄土平レストハウス(福島市)の大規模改修工事に着手する。噴石対策として屋根の素材を強化するほか、強化ガラスを導入する。施設を管理運営する同協会によると、工事は営業を続けながら行うという。