世界一安全な『木戸川の水』PR 楢葉、ボトル詰め飲料水生産

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本州有数の清流として知られる木戸川

 双葉地方水道企業団(企業長・松本幸英楢葉町長)は今秋にも、本州有数の清流として知られる楢葉町の木戸川の水を浄化した飲料水の普及に乗り出す。世界最高水準の放射性物質検査を行い、ペットボトルに詰めた水を「世界一安全でおいしい水」としてPR、風評払拭(ふっしょく)と帰還を目指す町民の安心につなげる。

 企業団が楢葉町に設置した小山浄水場で木戸川の水を浄化する。浄水場では2015(平成27)年4月に、24時間体制で1時間ごとに自動で放射性物質を検査する高性能機器を世界で初めて導入しており、帰還した住民は水道水として利用している。企業団によると、機器の導入以前も水道水から放射性物質は検出されていないが、水に対する根強い住民の不安の解消に向けて検査体制を強化した。

 本年度は500ミリリットル入りのペットボトル2万本を生産。企業団を構成する楢葉、富岡、広野、大熊、双葉5町を含む双葉郡内のイベントの来場者や浄水場見学者に配布する。来年度以降に増産を予定しており、町内外で販路を開拓する方針だ。

 同企業団の担当者は「徹底した検査体制で安全を確認した木戸川の美しい水を広く周知して、住民の帰還促進につなげたい」としている。