「エリック・カール展」開幕 いわき市立美術館に色彩マジック

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展示会の開幕を祝いテープカットをする関係者

 世界的ベストセラーの絵本「はらぺこあおむし」で知られる米絵本作家エリック・カールさんの作品を集めた「エリック・カール展」が14日、いわき市立美術館で開幕した。5月27日まで。

 鮮やかな色使いによるコラージュ作品が特徴的で、「色彩の魔術師」と称されるエリック・カールさんの絵本原画や立体作品、愛用の作業着など、約160点を展示している。初日は859人が来場し、色彩豊かな「絵本の世界」を楽しんだ。

 同美術館、エリック・カール絵本美術館、福島民友新聞社、読売新聞社、福島中央テレビの主催。観覧料は一般1000円、高校・高専生・大学生500円、小・中学生300円。時間は午前9時30分から午後5時(入館は同4時30分)まで。

 原画やコラージュ多彩

 いわき市立美術館で14日に開幕した「エリック・カール展」では、家族連れらが世代を超えてエリック・カールさんが描く独特の色彩の魅力を体感した。

 会場では、作品ごとに最終原画や絵本の基となるダミーブック(試作本)などを展示。近くには完成品となる絵本が置かれ、来場者は絵本を手に取りページを開きながら、原画作品と見比べるなどして鑑賞を楽しんでいる。

 このほか、日本の絵本作家いわむらかずおさんと共作した「Where Are You Going? To See My Friend!(どこへいくの?ともだちにあいに!)」の原画や、金属とアクリルでヤマアラシなどの動物を表現した立体作品、日本の着物をイメージしたコラージュ作品など、多彩な作品が並んでいる。

 家族で来場した平二小6年の女子児童(11)は「読んだことがある作品もあって、たくさん発見があった」とし、「色の使い方がとてもきれいだった。授業で作品をつくるときの参考にしたい」と話した。

 15日は昨春に同展を開催した世田谷美術館(東京都)の遠藤望学芸員が「青い馬とともに―エリック・カールと美術家たち」と題して講演する。時間は午後2時からで聴講無料。定員は先着40人。