南相馬に「起業家」誘致へ 外部の視点で市の魅力・課題を発掘

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 南相馬市と同市小高区の複合サービス会社小高ワーカーズベースが20日、同社を拠点に地域住民と連携して同市に移住した起業家を支援する団体「ネクストコモンズラボ(NCL)南相馬」を設立する。市が首都圏などから起業家を誘致、外部の視点で市の魅力や課題を掘り起こし、地域の特性を生かした事業を始める。

 NCLは全国各地で起業を通じた地域活性化などを手掛け、東北では岩手県遠野市や宮城県南三陸町などにも拠点がある。県内での設立は初。遠野市では地元産ホップを使った地ビール造りなどを大手飲料メーカーのキリンなどと連携して事業を進めている。

 市は「面白い起業家を招き、地域資源を発掘、可視化することで復興から創生へと動く新しい南相馬の発信につなげたい」(被災者支援・定住推進課)と期待を込める。

 コーディネーター役は市が昨年度委嘱した起業型地域おこし協力隊の隊員3人が務め、市から業務委託を受けた同社と隊員がNCLを運営、起業家を支援する。

 市内に移住した起業家は3年間の任期中、NCL南相馬が掲げる「予測不能な未来を楽しもう」をコンセプトに起業を目指す。

 市は5月に最大10人の起業家の誘致を始め、8月から順次、隊員として委嘱する。市は年間最大200万円の給料と年間最大200万円の事業投資を行う。