東邦銀行2期ぶり増収増益 グループ7社の業績順調

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 東邦銀行(福島市、北村清士頭取)が10日発表した2018年3月期連結決算は、経常収益が706億500万円(前年比0.4%増)、経常利益が110億1900万円(同3.1%増)、当期純利益が73億3900万円(同3.7%増)となり、2期ぶりに増収増益に転じた。

 黒字決算は17年連続。銀行単体では減収減益となったが、とうほう証券などグループ7社の業績が順調に推移した。

 日銀のマイナス金利政策が続く中、貸出金を増やしたことで貸出金利息収入が増え、法人関連を中心に手数料収入も増えた。

 一方で有価証券の売却益の減少などにより、銀行単体の経常収益は前年比で3億円減少した。経費圧縮などの結果、本業のもうけを示す「修正コア業務純益」は14億円増加した。

 総預金と預かり資産を合わせた総預かり資産残高は過去最高の6兆1230億円(同0.6%増)に達した。公金預金が減少したものの、個人預金が大きく伸びた。不良債権比率は0.09ポイント低下の0.64%。自己資本比率は連結ベースで0.19ポイント下回り、9.03%だった。配当は1株当たり年間8円の予定。

 19年3月期の連結業績予想は経常利益115億円、純利益77億円を見込む。北村頭取は「業界が厳しい状況の中、努力の結果、コア業務純益を大幅に増やすことができた。福島県の人口減少などの懸念材料を踏まえながら、経営の方向性を見いだしていきたい」と語った。