全国植樹祭、福島の復興『演技』で表現 記念式典で高校生披露

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記念式典に向けてミュージカルの練習をする生徒

 6月10日に南相馬市原町区雫(しどけ)地区で開かれる「第69回全国植樹祭」で、県内の高校生が記念式典のメインアトラクションとしてミュージカルを披露する。郡山女子大付高で12日、出演する高校生が練習を行い、本県の復興と今を伝える演技を体いっぱいに表現、本番に向け士気を高めた。

 演劇部やダンス部を中心に、県内10校から約120人が出演する。郡山市を拠点に活動する劇団ユニット・ラビッツ代表で郡山北工高教諭の佐藤茂紀さんが演出を手掛け、2月中旬から練習を重ねてきた。

 ミュージカルは8分で、タイトルは「あどけない話のその向こう」。二本松市出身の高村智恵子の故郷への思いを夫である詩人高村光太郎がつづった智恵子抄の詩「あどけない話」を盛り込んだ。東京電力福島第1原発事故で「ほんとの空」を失ってしまった本県に若者が「希望の種」をまき、復興に向け、前に向かって進んでいく姿を描いた物語を繰り広げる。

 生徒は舞台監督小林イワヲさんらの指導の下、練習に臨んだ。智恵子役の平舘果菜絵さん(18)は「これからも復興に向かって進む福島の力を伝えていきたい」と力を込めた。

 全国植樹祭のエピローグで行われる相馬流山踊りをモチーフにした創作ダンスの練習も行われた。ミュージカル出演者を含む県内12校の生徒が太鼓の演奏に合わせて踊りに磨きを掛けた。

 13日には南相馬市で総合リハーサルが行われる。