南相馬で「横穴墓」22基を確認 発掘調査、装飾品など多数出土

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西〓(えんにょうに白)横穴墓群で開かれた説明会

 南相馬市原町区雫の下太田工業団地造成地内にある西〓横穴墓群(にしさくよこあなぼぐん)で、古墳時代後期の横穴墓22基が確認された。南相馬市教委が12日、現地で開いた発掘調査説明会で明らかにした。同市文化財課によると、市内でこのような大規模な横穴墓の発掘調査は初めてで、「古墳時代の墓制について迫ることのできる貴重な成果」としている。

 西〓横穴墓群は、国史跡羽山横穴墓と同時期の6世紀末~7世紀初めごろの古墳時代終末期の横穴形古墳。今回の発掘調査では、鉄製の刀1振や刀子などの鉄製品とともに奈良時代の官僚の腰帯に付けられていたとみられる石製の帯飾りや300点を数えるガラス製の小玉、メノウなどの勾玉(まがたま)20点前後、水晶製の装飾品などを多数出土した。

 説明会には約130人が参加。同市文化財課の職員らが調査結果などを丁寧に解説した。参加者は説明を聞きながら、いにしえの世界に思いをはせていた。

 【注】〓字は「えんにょうに白」の合わせ文字