「アワビの稚貝」福島県沖に放流 浜通りで開始、6万個超計画

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漁業者に引き渡されたアワビの稚貝

 福島県沖で行われているアワビの稚貝放流事業が14日、浜通りの各地で始まった。いわき市で漁業者に稚貝が引き渡され、放流が行われた。

 稚貝の放流は東日本大震災などの影響で一時中断したが、2013(平成25)年に再開。今年はいわきの11地区、相双の5地区で約3センチの稚貝約6万2千個の放流を計画している。

 放流を行う県栽培漁業協会の尾形康夫理事長(60)は「良いアワビがそろっている。施設ができれば、さらに良いアワビになると思う」と期待を寄せた。

 稚貝は本県沖で採取したアワビの卵から育てた。大熊町にあった養殖施設が震災で被災して使えなくなったため、静岡県の水産研究・教育機構増養殖研究所南伊豆庁舎で飼育してきた。

 相馬中核工業団地(相馬市、新地町)に整備の進む県水産資源研究所(仮称)が10月に全面開所すれば、早ければ来年度から施設で育てた稚貝を放流できるという。