日本将棋連盟・佐藤康光会長に聞く 「将棋通し復興支援継続」

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さとう・やすみつ 京都府八幡市出身。1987年にプロ入り。第一人者の羽生二冠と同世代でトップ棋士として活躍。名人2期、棋王2期などタイトルを通算13期獲得した。2011年から棋士会長、2017年から日本将棋連盟会長。

 日本将棋連盟の佐藤康光会長(48)は15日、福島民友新聞社を訪れ、「福島は将棋の盛んな地域。今後も将棋を通じた復興支援を続けていきたい」と語った。

 ―将棋の最年少プロ、藤井聡太六段の活躍などで将棋界が盛り上がっている。
 「藤井六段は若くして将棋が強いだけでなく、言動などがしっかりしており、感心している。昨年は羽生善治竜王の初の永世七冠達成もあり、歴史的な出来事が将棋界を盛り上げている。特に子どもの将棋熱は高まっており、非常にありがたいことだと思う」

 ―加藤一二三さんら個性的な棋士の活躍で将棋を知らない人も興味を持った。
 「盤上以外で注目を集めることも増えてきた。これらをきっかけに将棋を始める人が増えればいい。将棋は礼に始まり、礼に終わる。対局でも、自分自身の答えを見つけて決断していく。これは青少年教育や精神修養の場にもつながる」

 ―震災以降、何度も本県を訪れて将棋を通じた復興支援活動を続けてきた。
 「棋士会長時代も含め将棋イベントなどを開催し、多くの方々と交流してきた。逆に皆さんから励ましの言葉をもらったりして感謝している。現在、福島出身者では女流棋士が1人のみ。将棋の盛んな福島から多くの棋士が誕生することを楽しみにしている。これからも将棋を通して復興支援活動を続けていきたい」