W杯日本代表帯同シェフ・西芳照さんに聞く 県民の誇り胸に料理

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にし・よしてる 南相馬市小高区出身。Jヴィレッジの総料理長を務めていた2004年からサッカー日本代表専属シェフ。06年のドイツ大会から日本代表チームに帯同。現在、広野町で飲食店「くっちぃーな」を運営している。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕まで1カ月を切った。日本代表専属シェフの西芳照さん(56)=広野町在住=は4大会連続の帯同となり、日の丸を背負って世界で戦う選手を「食」で支える。西さんに帯同への意気込みなどを聞いた。

 ―今大会も帯同シェフに選ばれた。
 「世界と戦う選手を食事で支えることができるのでうれしい。福島県民としての誇りを胸に料理を提供したい」

 ―どんな料理を提供したいか。
 「これまでも県産食材を持参した。今回は事前合宿のオーストリアに広野町産の米を持ち込み、選手に炊きたてを味わってもらう。W杯には会津産といわき産のみそなどを持参する。選手には家庭料理が人気で、具だくさんのみそ汁などにして振る舞いたい」

 ―これまでの帯同を通し、代表選手の本県に対する印象をどう捉えているか。
 「Jヴィレッジで開かれた大会に出場経験のある選手が多く、彼らにとって福島県は思い出の地となっている。(震災と原発事故後に)帯同した際には『福島県は今どうなっていますか?』と心配してくれる選手もいた。もちろん、県産食材もたくさん食べてくれた」

 ―W杯に向けて意気込みを。
 「栄養やバランスに配慮しながら、代表選手の食が進むよう出来たての温かい料理を提供する。少しでもよい成績を残せるよう食の面で貢献したい」