『復興』着実な進展支持 「島サミット」閉幕、首脳宣言を採択

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共同記者発表する安倍首相と共同議長を務めたサモアのツイラエパ首相=いわき市・スパリゾートハワイアンズ

 太平洋の島しょ国・地域が直面する問題や対策を協議し、19日に閉幕した「第8回太平洋・島サミット」。3年前の前回に続き東北のハワイ・いわき市を舞台にした国際会議は、和やかなムードに包まれた。最終日はスパリゾートハワイアンズで復興の着実な進展を支持することなどを盛り込んだ首脳宣言を採択。アクアマリンふくしまでは外務省主催の海洋シンポジウムが開かれ、首脳夫人らが海で結ばれた各国・地域の絆を再確認した。

 「非常にいい雰囲気での会議だった。時には冗談を言ったり、ランチで総理のスピーチの前に食べ始める首脳もいた」。西村康稔官房副長官は報道各社に対する説明会でサミットの様子を明かした。

 首脳らはいわき市に2日間滞在した。18日はいわき海星高で行われた慰霊行事で津波の犠牲者の冥福を祈り、知事主催昼食会やトマトのテーマパーク「ワンダーファーム」の視察を通じて本県の「食」「農」の魅力に触れた。地元の子どもたちから温かい歓迎も受け、記念撮影などで交流を深めた。

 「福島県およびいわき市による温かいもてなしに謝意」「復興の着実な進展を歓迎し、支持」。首脳宣言の2番の項目には震災、原発事故から前進する本県に心を寄せる文言が入った。さらに、首脳らは過去の災害の経験から得た教訓を共有することの重要性や継続的な協調の必要性を改めて表明。島しょ国にとって脅威となっている気候変動についても、温室効果ガスの排出削減に向けた再生可能エネルギーの効果的な利用促進などを強調した。

 次回サミットについて政府は日本開催を提案。首脳はこれを歓迎し、次回の準備を進めるための会合を主催することを提案した。