飯舘で原発事故後初「運動会」 幼小中合同、までいの空に歓声

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息を合わせて落下傘を追い掛ける小、中学生でつくる騎馬隊

 飯舘村で今春開園した認定こども園「までいの里のこども園」と、同じく開校した草野、飯樋、臼石の合同小、飯舘中は19日、小、中学校の校庭で東京電力福島第1原発事故後初めてとなる運動会を開いた。「までいの空」に古里再生を願う子どもたちの歓声がこだました。

 「いいたてっ子運動会」と銘打ち園児、児童、生徒約100人が参加した。各学校ごとや児童、生徒合同の種目などが行われた。合同での運動会は初の試みで児童、生徒が年下の子どもたちの面倒を見る「幼小中一貫校」ならではの光景も広がった。

 来場者の注目を集めたのは、児童と生徒が騎馬隊をつくり、落下傘花火を奪い合う「神旗争奪戦」。若武者たちは息を合わせて落下傘を追い掛け神旗をつかんだ。綱引きも児童、生徒が一緒に行った。

 運動会の最後を飾ったのは園児、児童、生徒全員がバトンをつなぐ紅白リレー。学年や学校の垣根を越えて応援し合う姿に、保護者らも熱い声援を送った。

 今春の村内での学校再開に伴い、村は認定こども園と小、中学校の合同行事を推進しており、今回の運動会が初めての合同行事となった。中学校の女子生徒(3年)は「小学校以来の運動会で楽しかった。これからも定期的に交流をしたい」と話した。小学校の男子児童(6年)は「自分たちの校庭で思い切り運動会ができてうれしかった」と目を輝かせた。