「スーパーラント」好評 ヨークベニマル、購入食品を店内で

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ヨークベニマル横塚店の「スーパーラント」

 スーパーを展開するヨークベニマル(福島県郡山市)が、同市の横塚店で導入した「スーパーラント」が好評だ。スーパーラントはスーパーとレストランを組み合わせた造語。店で買った総菜などの食品をそのまま店内で食べられるとあって、高齢者や仕事を持つ女性、単身赴任者らに重宝されている。同社は運営ノウハウなどを確立し、他店でも導入したい考えだ。

 導入の背景にあったのは出来たてを気軽に味わいたいという消費者ニーズの高まり。同社は横塚店をスーパーラントの実験店に、約6億円を投じて店内を改装。子会社ライフフーズ(同市)が調理するスープやサラダなどの軽食や、店内の売り場に並ぶ総菜などを買い物客が食べられるようにした。スーパーラントでは総菜や弁当を食べたり、お茶を飲んだりする市民の姿が増えている。

 同市の主婦(65)は月1、2回利用。休憩にも使えるとあって「買い物終わりにお茶を飲みながら、ゆっくりと過ごすことができる」と笑顔を見せる。

 導入の背景にはインターネット通販大手やドラッグストアなどが生鮮食品の販売に力を入れていることもある。同社の真船幸夫社長は4月の決算発表の記者会見で「業態を超えた競合が増えてきている」と説明。人口減少が進む中、生き残りを懸けて顧客に支持される店舗運営が不可欠とし「インストアにこだわり、消費者に実際に目で見ることができる安全で安心な食を提供していきたい」と話した。