スイレン食害...困った『モン』だ 福島・土湯、ニホンザル出没

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スイレンの葉の柄を食べるニホンザル=福島市土湯温泉町・照南湖ビオパーク

 湖面を彩るスイレンが見ごろを迎えている福島市土湯温泉町の照南(しょうなん)湖ビオパークにニホンザルの群れが出没し、スイレンの葉を柄ごとむしり取り、食べてしまう被害が問題になっている。土湯温泉観光協会によるとサルによる被害は昨年から出始め、追い払うなど対策も取ったが効果は出ていないという。

 同協会などによると、サルの群れは多いときには約50匹にも上り、群れ単位で湖岸から手を伸ばしたり、水の中に入るなどして花を咲かせ始めたスイレンの葉を取って食べる姿が度々目撃されているという。

 招か『ザル』珍客...水に入ってまでモグモグ

 国道115号の旧道沿いにある照南湖。昭和40年代まで県営のスケート場だったが、土湯温泉観光協会が中心となってスイレンの苗を植えるなど整備に取り組んできた。近年は、赤やピンク、白、黄など色鮮やかな花を咲かせ、写真愛好家の人気の撮影スポットにもなっている。

 昨年春からサルが群れでスイレンの葉を食べる様子が目撃されるようになり、同協会では花火を使って追い払うなど対策を取ったものの、時間が過ぎるとすぐにまた現れてしまい打つ手がないという。

 多いときには50匹にも上るサルの群れは、湖付近に人影が少なくなると次々と森から現れ、岸から大きく手を伸ばして葉を柄ごとむしり取り、柄側から食べていく。そのため被害の多くは湖の周辺部だが、中には、水の中にまで入って食べるサルもいるため、中心部のスイレンについても安心はできない状態だ。

 同協会の池田和也事務局長(60)は「景観を考えれば、イノシシ対策のように電線を張ることもできない。定期的に花火を打ち上げるなどして対応していくしかない」と話した。

 【動画】サルの群れ出没、スイレン被害 福島・照南湖ビオパーク