福島市の待機児童数『半減』 目標クリア、施設拡大や保育士確保

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 県内最多の待機児童数を抱え、喫緊の課題として問題解消に取り組んできた福島市は23日、4月1日現在の待機児童数が112人(速報値)だったと発表した。昨年同期比で111人、同10月比では138人と大きく減った。木幡浩市長が掲げた「100人以上の減少」という目標をクリアしたが、市は「引き続き待機児童の解消に取り組む」と気を引き締めている。

 木幡市長が23日開いた臨時記者会見で説明した。昨年4月の待機児童数は223人、同10月は250人と県内市町村で最多だった。市は「保育の受け皿の拡大」と「保育士の確保」を進めてきた。

 大幅減の要因について、認可保育施設の新設、企業主導型の保育施設開園、公立保育所の受け入れ児童数増をはじめ、保育士の採用数増や嘱託保育士の給与改善による離職者の減少―などの点を挙げた。

 木幡市長は「対策の成果が表れた結果。待機児童数は子育てしやすい地域かどうかのシンボルにもなっている。福島市のイメージダウンを食い止めることができた」と安堵(あんど)した。

 一方で、希望しながら保育所に入所できなかった子どもの数は397人いる。ただし、国の定義(特定の保育所の空きを待っているケースなど)を踏まえると、待機児童数は112人に減る。木幡市長は「保育士の確保に向け、保育士の就労のニーズに応える新たな仕組みを創設したい」と今後も積極的に対策に努めるとした。