南相馬市広報誌に市民記者 復興様子を住民目線で発信へ

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記者証が交付された(左から)原さん、川崎さん、今野さん

 南相馬市は23日、市広報誌「広報みなみそうま」に市民が記事を提供する「市民記者」の取り組みを新たに始めた。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興が進む市の様子を住民目線の記事で発信し、市民がより親しみやすい広報誌を発刊する。市民記者の初めての記事は「広報みなみそうま」6月1日号で掲載予定だ。

 市民記者として記者証を交付されたのは同市小高区の原敏則さん(64)、同市原町区の川崎良子さん(38)、同市鹿島区の今野聡さん(47)の3人。毎月1日号の広報誌に市民記者コーナーを設ける。任期は来年5月までの1年間で、市の復興やまちの話題などを取材し、記事を掲載する。

 市役所で23日に行われた記者証交付式では、林秀之副市長が3人に記者証と腕章を手渡し、「感性の光る切り口で、南相馬の魅力を発信してほしい」と呼び掛けた。

 2016(平成28)年12月に小高区に帰還した原さんは「身近な話題や小高の自然を伝えたい」と誓う。

 小、中学生の3人の息子を育てている川崎さんは「市内の子どもが遊べる施設を利用した感想などを紹介したい」と話した。

 3月に閉局した市の臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」でチーフディレクターを務めていた今野さんは「市民が集まる場所や新しくできたところを取材し、まちの魅力を発掘していきたい」と抱負を述べた。