「カミノ製作所」新工場完工式 7年ぶり古里・川俣で稼働

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新工場を出席者に案内する神野社長(右)

 福島県川俣町山木屋の自動車部品製造業カミノ製作所は24日、同町西部工業団地の新工場で完工式を行った。東京電力福島第1原発事故後、福島市に避難して営業を続けた同社にとって7年ぶりの古里での工場稼働で、社員は産業振興へ思いを新たにした。

 同工業団地の工場稼働は初めて。同社は原発事故後、福島市の製造業の社屋を間借りし、営業していた。契約期間切れなどを受け、昨年から同工業団地に新工場の建設を進めていた。

 式では神事が行われた後、神野三和子社長が「新たな建屋で信頼してもらえる製品作りに励み、川俣復興の芽吹きが感じられるようにしたい」と決意を語った。出席者が新工場を見学した。

 新工場は鉄骨平屋で延べ床面積は500平方メートル。敷地面積は約3千平方メートル。従業員13人が自動車部品のスプリングを製造する。従業員の健康管理を目的とした社員食堂も整備。地元住民が地元の食材を使った日替わりメニューを提供するという。

 同工業団地では、銀メッキ導電性繊維の製造、販売を手掛けるミツフジ(京都府)が、9月の工場稼働を目指して整備を進めている。