郡山産ブドウでワイン醸造 今秋から逢瀬ワイナリー、収穫量にめど

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ワイン用ブドウの栽培方法について意見交換する生産者ら

 郡山市逢瀬町の醸造施設「ふくしま逢瀬ワイナリー」が今秋、初めて同市産ブドウを使ったワイン製造に乗り出す。

 同市と市内の農家が協力して栽培したワイン用のブドウを今秋に収穫、醸造に挑む。ワイン用ブドウ生産と地元産ブドウを使ったワイン製造拠点の確立に向けて一歩を踏み出す。

 同ワイナリーは地元農家の復興支援などを目的に、2年前から市と協力し、ワイン製造に関する6次化プロジェクトを展開。

 活動当初はワイン用ブドウの生産者が同市におらず、市内の農家に協力を呼び掛けた。

 現在13の農家がブドウ生産に取り組み、ワイン製造に必要な収穫量が確保できる見通しがついた。

 同市三穂田町の橋本農園では約75アールの畑に赤ワイン用のメルローや白ワイン用のシャルドネなどの品種を栽培。生育は順調で、今秋の収穫、同ワイナリーへの出荷を予定している。

 29日、同ワイナリーが協力農家の栽培現場見学や指導会を開き、農家らが意見交換した。

 同農園の橋本寿一さん(73)は「自分たちが良質なブドウを作って、出来上がったワインを郡山の名物にしたい」と期待を込めた。同ワイナリーでは、これまで県産のモモ、ナシなどを使ったリキュールやシードルなどを製造、販売している。