南相馬「全国植樹祭」まで1週間 緑の重要性や福島復興発信へ

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 南相馬市原町区雫(しどけ)で10日開かれる第69回全国植樹祭まで1週間となった。記念式典は天皇、皇后両陛下の臨席の下、東日本大震災の津波被害を受けた沿岸部を会場に行われる。県内外から森林・林業関係者ら約6000人の招待者を迎え、「育てよう 希望の森を いのちの森を」を大会テーマに、未来につなぐ緑の重要性や本県の復興を発信する。

 東日本大震災の被災地での開催は初めて。天皇陛下は来年4月末に退位するため、出席は今回が最後となる。植樹祭は午後1時35分、本県の映像紹介や民俗芸能団体の歓迎演出で幕を開ける。両陛下は同2時20分ごろに到着されて記念式典に臨席。震災の犠牲者に黙とうをささげ、「お手植え・お手播(ま)き」をされる。メインアトラクションでは演劇部やダンス部などに所属する本県の高校生が創作ミュージカルを披露。希望を持って未来へ歩む県民の姿を表現し、震災後の支援への感謝を伝える。同3時10分終了予定。

 両陛下の退席後、地元の大甕小緑の少年団(南相馬市)の児童がメッセージを朗読、出演者全員が本県ゆかりの音楽グループ「GReeeeN(グリーン)」が作詞・作曲した大会テーマソング「福ある島」を合唱して大会を締めくくる。会場内の「おもてなし広場」では、出席者に県産品の魅力をPRする。

 全国植樹祭は国民体育大会、全国豊かな海づくり大会と並び、両陛下にとって重要な地方公務「三大行幸啓」の一つ。本県では猪苗代町天鏡台で開かれた1970(昭和45)年以来48年ぶり2度目の開催。両陛下は全国植樹祭を含め復興状況の視察や震災犠牲者の慰霊のため9~11日に来県される。