古里の誇り!晴れの栄誉2団体1個人 みんゆう県民大賞表彰式

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表彰式に出席した(前列左から)斎藤さん、スーパーサイエンス部の古山翔太さん、モルゴーア・クァルテットの小野富士さん(後列左から)福島高の細谷弘樹教諭、安斎優希さん、モルゴーアの藤森亮一さん

 県内で特に大きな功績を残した個人、団体を顕彰する第28回みんゆう県民大賞の表彰式が4日、福島民友新聞社で行われ、2団体1個人の栄誉をたたえた。

 受賞したのは、芸術文化賞に、日本を代表するオーケストラのトップ奏者による弦楽四重奏団モルゴーア・クァルテット。スポーツ賞は昨夏で11年連続甲子園出場を果たしたほか、多くの選手をプロ野球に送り出している聖光学院高野球部監督の斎藤智也さん(55)=福島市。ふるさと創生賞には東京電力福島第1原発事故後の放射線影響など多様な研究に取り組んだ福島高スーパーサイエンス部。表彰式では、福島民友新聞社の五阿弥宏安社長が受賞者に盾と賞状、副賞50万円をそれぞれ手渡した。

 福島県民を勇気づける功績

 福島市の福島民友新聞社で4日に行われた第28回みんゆう県民大賞の表彰式。それぞれの道で努力を続け、県民を勇気づける功績を残したスポーツ賞の聖光学院高野球部監督の斎藤智也さん(55)と芸術文化賞のモルゴーア・クァルテット、ふるさと創生賞の福島高スーパーサイエンス部のメンバーは受賞の喜びを口にした。

 芸術文化賞のモルゴーア・クァルテットからは小野富士(ひさし)さん(63)=ビオラ、同市出身=と、藤森亮一さん(54)=チェロ=の2人が出席。小野さんと藤森さんのほか荒井英治さん(第1バイオリン)、戸沢哲夫さん(第2バイオリン)の4人で、震災後は被災者慰問コンサートを開催するなど音楽で県民を勇気づけた。小野さんは「ほとんど知られていない曲を聴きに来てくれたお客さまのおかげ」と感謝を述べた。

 スポーツ賞の斎藤智也さんは昨夏に11年連続で聖光学院高を甲子園に導いたほか、昨秋は東北大会で初優勝。今年の春のセンバツ大会にもチームを導いた。各地で講演し、自らの指導法や信念を広く伝えている。「どんなに苦しい場面でも相手に食らいついていこうと、生徒たちに指導してきた」とこれまでの取り組みを振り返り、「野球部として賞を受けると思っていたので大変驚いた。身に余る光栄だ」と受賞を喜んだ。

 ふるさと創生賞の福島高スーパーサイエンス部からは3年生部長の古山翔太さん、2年生部長の安斎優希さん、顧問の細谷弘樹教諭が出席した。同部は07年度から活動開始し、震災後は放射線量の比較の研究を国内外で発表したほか、「好適環境水」を使ったニホンウナギの養殖など幅広い活動を展開している。古山さんは「県民や県外の方と共に研究できたことが受賞につながった」と、多くの協力者への感謝を口にした。

 みんゆう県民大賞は1989年度に創設され、毎年1個人・団体が表彰された。福島民友新聞創刊110周年を迎えた2004年度の第16回から「芸術文化」「スポーツ」「ふるさと」の3部門が設けられ、16年度の第26回からはふるさと賞が、地域の特性を生かした活性化の取り組みをたたえる「ふるさと創生賞」に刷新された。