7年ぶり牛の放牧再開 喜多方牧野組合が11頭

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7年ぶりに扇ケ峰牧野に放牧された牛

 喜多方市牧野組合(佐々木長徳組合長)は4日までに、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故後7年ぶりに、同市塩川町中屋沢の扇ケ峰牧野で牛の放牧を再開した。

 牧草地の除染を行い、安全が確認された場所に同組合の畜産農家4軒が肉牛と乳牛合わせて11頭を放牧した。

 同組合が管理する同牧野は、原発事故の影響で牧草から当時の基準値を上回る放射性物質が検出されたため、2011(平成23)年度途中から放牧を中止していた。

 同組合は昨年、再開に向けて同牧野20ヘクタールのうち9.5ヘクタールで放射性物質の吸収抑制対策などを行い、5月に行ったモニタリング検査で不検出だったため牧草地の利用を再開した。

 今年は10月末まで放牧する計画。3頭放牧した同組合副組合長の折笠義則さん(65)は「震災直後は二度とできないと思った。放牧すると良い牛が育つ。安全であることをアピールし、風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と期待を込めた。