相馬にアイ・テック工場が開所 鉄鋼加工、物流拠点に

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稼働を開始したアイ・テック相馬工場

 鉄鋼の加工・物流業者アイ・テック(静岡市)は5日、相馬市の相馬港1号ふ頭に整備していた相馬工場を稼働した。国内外から搬入した鋼材を東北や関東方面に出荷する物流拠点で、東北のほかの営業拠点と合わせて初年度の売上高66億円を見込んでいる。

 同社は東北地方に、ほかに福島支店(郡山市)など営業拠点を3カ所設けているが、物流拠点の設置は初めて。敷地面積は約3万8900平方メートル、工場の延べ床面積は約2万200平方メートル。県有地を賃借する。船舶などで国内のほか中国や韓国などから鉄鋼を受け入れ、切断などの加工後に建築資材として出荷する。建設・設備費用は約42億9700万円。在庫規模は2万トン。支店も併設し、相馬福島道路の延伸に伴い中通りや山形など東北各地や新潟への営業エリア拡大を目指す。相馬港の機能を生かし、将来的には東南アジア方面への鋼材の輸出も模索している。従業員33人のうち20人は地元雇用した。

 開所式は現地で行われ、大畑大輔社長は「新たな拠点で日本一の物流量を目指したい」と意気込みを述べた。また、東北地方の取引での納期短縮にもつながるといい、大久保裕之相馬支店長は「東北の顧客に即納性で応えたい」と話した。