「林業で復興創生貢献」 全国後継者大会、次世代の担い手決意

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
大会宣言を読み上げる豊田さん(左)と平子さん

 第69回全国植樹祭の関連行事で、林業関係者が一堂に会する「第47回全国林業後継者大会」は9日、いわき市で開かれた。豊田林業(いわき市)の豊田和弘さん、平子商店(同)の平子睦美さんが「林業を通して東日本大震災からの復興創生と地域の発展に貢献し『未来へつなげる森林づくり』にプライドを持って取り組む」とする大会宣言を読み上げた。

 活動発表や意見交換では、1970(昭和45)年に猪苗代町で開かれた第21回全国植樹祭と全国林業後継者のつどいの参加者、現役世代、次世代の担い手らが豊かな森林(もり)づくりへの決意を語った。

 第21回全国植樹祭で香淳皇后のお手植えを介添えした北塩原村の農家山本寿美子さんは「林業なくして日本の未来はない。創意工夫で苦境を乗り越え、新しい林業を切り開いてほしい」とメッセージを発信した。

 震災と東京電力福島第1原発事故をきっかけに実家の水野林業(古殿町)に就業した水野広人さんは「人とのつながりこそが山を守る。全国の皆さまとつながりを持てることが次の世代へ価値あるものを残すことにつながる」と語った。

 原発事故の影響で、森や山で自由に安心して遊べない現状などを報告した天栄中の内山巧稀さん、鈴木穂花さん、渡部貴寛さんは「子どもたちが安心して森で遊び、親しめる環境に戻ることが次世代につながる森林づくりの早道ではないか」と訴えた。

 大会には約460人が参加。畠利行副知事と鈴木英元全国林業研究グループ連絡協議会副会長があいさつ、清水敏男いわき市長が歓迎の言葉を述べた。発表の合間に作業着や防護服のファッションショーが行われ、大会後は交歓の夕べが開かれた。