福島県の森、未来へ 両陛下お手植え、南相馬で全国植樹祭

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 「第69回全国植樹祭ふくしま2018」は10日、南相馬市原町区雫の海岸防災林整備地をメイン会場に、天皇、皇后両陛下の臨席の下で開かれた。

 「育てよう希望の森を いのちの森を」を大会テーマに、東日本大震災後の緑豊かな県土の再生や復興に向けて歩む福島県の姿を発信した。

 県内の梅雨入りが発表された中、式典は、県内外から約6千人の招待者を迎えて行われた。

 大会会長の大島理森衆院議長、内堀雅雄知事のあいさつに続き、天皇陛下はクロマツ、皇后さまはアカマツなどの苗木を植えられ、津島マツやベニシダレなどの種をまいた。

 全国植樹祭は国民に森林への愛情を養ってもらうため、国土緑化推進機構と都道府県の主催で毎年開かれている。本県では1970(昭和45)年に猪苗代町天鏡台で開催されて以来、48年ぶり。

 陛下は来年4月30日に退位するため、植樹祭出席は今回が最後となる。

◆両陛下、住民と懇談

 天皇、皇后両陛下は10日、南相馬市原町区の全国植樹祭会場に向かう途中、広野町の東日本高速道路東北支社広野料金所で住民の代表と懇談された。

 また、南相馬市小高区の同市小高生涯学習センター浮舟文化会館に入り、内堀雅雄知事らと昼食を共にした。

◆サテライト会場と中継 大玉・ふくしま県民の森

 大玉村のふくしま県民の森には、メイン会場と双方向中継で結ぶサテライト会場が設けられた。会場では、スギの苗木の記念植樹が行われ、参加者が緑豊かな古里の再生へ願いを込めた。

 特設ステージでは、地元の玉井、大山両小の児童が民俗芸能を披露。福島民友新聞社などでつくる「花と緑いっぱいのふるさとづくりプロジェクト」実行委員会は、59市町村に花壇を設けた事業の成果を発表した。

 本県の特産品を味わう飲食コーナーや木材加工の体験コーナーも設けられ、家族連れなどが訪れた。

 福島、郡山、白河、会津若松の4市にはPR会場が開設され、地元関係者らの演奏などで盛り上がった。