ハワイで「かんしょ踊り」 会津若松の保存会、観衆を沸かす

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躍動的な踊りを披露する保存会の会員ら(かんしょ踊り保存会提供)

 福島県会津若松市のかんしょ踊り保存会は8日夜(日本時間9日午後)、米国ハワイで開かれている「まつりインハワイ」で、会津の伝統芸能「かんしょ踊り」を披露した。会員は軽快なお囃子(はやし)に合わせて勢いよく踊り、観衆を沸かせた。会長の馬場幹夫さん(56)は「戊辰150年の節目に会津の元気な姿を海外に発信できた」と喜ぶ。

 かんしょ踊りは、速いテンポと躍動的な身ぶりが特徴で、昭和初期まで会津地方の盆踊りの主流だったという。その後「会津磐梯山踊り」が浸透して廃れたが、東日本大震災をきっかけに、馬場さんらが「踊りで会津を元気にしよう」と2012(平成24)年に保存会を結成した。現在は会員35人が踊りを継承している。

 ハワイには会員15人が訪れた。8日はホノルルのメインストリート「カラカウア大通り」に設けられたステージで踊った。囃子方も踊り手も、全員が会津木綿の帯を締め、地元の伝統工芸品をさりげなくPRした。

 馬場さんは「先人が残した粋な文化を守り、未来に伝えていきたい」と決意を新たにしている。